1950-12-05 第9回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
ところが國内製塩の生産の基盤であるところの塩田及びその附属施設は海岸にありまして、しばしば風浪、暴風のために大決壊をするのであります。ところがその決壊は場合によりましては非常に大きなものでありまして、とても塩業者の自力を以てしては復旧ができないという事態が起るのであります。
ところが國内製塩の生産の基盤であるところの塩田及びその附属施設は海岸にありまして、しばしば風浪、暴風のために大決壊をするのであります。ところがその決壊は場合によりましては非常に大きなものでありまして、とても塩業者の自力を以てしては復旧ができないという事態が起るのであります。
また塩につきましてはみそ、しようゆは合せて二十四万トンでありますが、もちろんこのこと自体で輸入が何パーセント、國内生産が何パーセントということは申し上げられませんけれども、塩全体の生産として、本年度において國内製塩によるものが四十一万九千トン、輸入が百二十五万トンで、ほとんど大部分を輸入に依存しているような次第であります。
このようにして、國内製塩の保護改良による増産政策をとらないばかりか、これを圧縮せしめ、現在外塩依存に重点を置いておるのであります。塩の輸入價格はどうであるかと言えば、一トン十九ドル程度でありますから、爲替レート三百六十円として六千八百四十円程度であります。
○政府委員(磯野正俊君) 石炭の問題が國内製塩の生産量の少いということの一大原因でございますが、これは今お話のごとく、我々のところで石炭一トン当りの、いろいろなそういう細かい計算は実はいたしておりませんが、併しながらこれまで塩に対する石炭の割当が非常に少かつたということにつきましては、何様塩が例えば非常に効率のようと言われておりまする眞空式製塩工場におきましても大体四千カロリーを標備にいたしまして〇
○政府委員(原田富一君) 戰爭以前と申しますか、相当前のことになりますけれども、大体國内製塩を六十万トンというのが相当古くからの日本の生産能力であつたのであります。現在のところ設備としましては、大体六十万トンか七十万トンというところが現在國内の設備として持つております。
○政府委員(原田富一君) 塩は二十三年度、昨年度を申しますと、当初國内製塩三十万トンに見込みまして、実績も大体三十万トンに行つております。それから輸入は百三十万トンを、これは関係方面と連絡をして見込んだのでありますが、実績は百二十万トンをちよつと出た程度でございます。
塩專賣法につきましては今日わが國の塩業の実情から、外國塩に依存する度合が多くなつておることは、現在の状態としてはやむを得ない事態でございますけれども、あくまでも國内製塩の自給態勢を強化するという線が、忘れられてはならないと考えるのであります。
○風早委員 國内製塩業者が非常に困つておる。しかも塩は絶対的に不足しておる。困つておるというのは、できないで困つておるのではなくして、これをつくらせようとすれば幾らもつくらせられる。大体眞空式にいたしましても、これは政府が相当の補助を與えてこういうものができておつたと思います。
○風早委員 そういたしますと、大体外塩を輸入するということをまだ基本に置いて、そうしてその需給調整上どうしても國内製塩に対しては一大制限を加えなければならないといつたような政策は、政策としては政府はとらない、そういうふうに言われるわけでありますか。
それは先ほどからいろいろ各委員から御質問が出ておりますのと同じ点なのでありますが、國内製塩のトン当りの價格の問題であります。実は今度の説明書などによりましても、内地塩は大体生産目標は四十万トン、トン当り一万一千円ということになつておるわけであります。
私どもといたしましては國内製塩の重要性を十分金融関係方面にも了解をさせて、所要の金融をはかるように、できるだけの努力をいたしたいと思つておる次第であります。
需要の面全体では百四五十万トン要るのじやないか、そこで不足分が四五十万トンできますので、これは國内製塩に仰がなければならんという考えを以ちまして、それに必要な石炭、電力というようなものをいろいろ大藏省から安本その他に要求しておるというような実情になつております。從いまして生産力は。公称能力において九十万トン、実能力において六七十万トンである。